スペースデブリ(宇宙ゴミ)について

#TBT: First Space Shuttle Mission, STS-1, Launches -- April 12, 1981

スペースデブリとは何か?

宇宙ごみ(スペースデブリ)の数は2010年の段階で10cm以上のものが約20,000個、10cm未満1cm以上のものは約50万個あります。また、現在運用中の人工衛星は約1,000個あり、運用が終了した人工衛星についても約2,600個あります。

事故・故障により制御不能となった人工衛星から、衛星などの打上げに使われたロケット本体や、その一部の部品、多段ロケットの切り離しなどによって生じた破片、デブリ同士の衝突で生まれた微細デブリ、更には宇宙飛行士が落とした「手袋・工具・部品」なども含まれる。なお、天然岩石や鉱物・金属などで構成された宇宙塵(微小な隕石)は「流星物質」と呼ばれ区別されている。

最近では、破片類が数百個、ロケット機体が数十個、運用終了後の人工衛星が10機前後、大気圏に再突入しています。人工衛星が大気圏に再突入する際、ほとんどは燃え尽きます。
実際に落ちたデブリもいくつかあるが、ケガ人はでていない。

わざと作られたスペースデブリもある。

プロジェクト・ウェストフォードと呼ばれる実験が、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のリンカーン研究所によって1963年に行われた。これは、長さ2cmの銅製の針を高度3,500 – 3,800km、傾斜角87 – 96度の軌道に散布し、そこに電波を照射して反射させることによって長距離通信を目指す、いわば、宇宙空間に人為的に電離層を作り出すものだった。結果、初期の目的は達成されたものの、散布された針は実に4億8千万個に及ぶこととなり、国際的な批判を浴びた。2020年1月時点になお軌道を周回し、追跡されている針は42個である

地球に問題がないのなら、何が駄目なの?

7 – 8km/sで移動!
弾丸を撃ち込まれるようなモノ。

1996年にスペースシャトル・エンデバーのミッション(STS-72)で若田光一宇宙飛行士が回収した日本の宇宙実験室(SFU)には、微細なものを含めると500箇所近い衝突痕が確認された。

ケスラーシンドローム(デブリ同士がぶつかって、デブリの数が増えていく事)

日本が、JAXAが頑張ろうとしてる!

デブリは、日本が先鞭を付けようとしている。ロボットアームでやるのだが、数百億円はゆうにかかる。
2020年代半ばまでに、実際にデブリに接近し、その軌道を降下させるデブリ除去システム実証を世界に先駆けて実施したいと考えています。 さらに、法的課題、国際的枠組み等、非技術的検討と合わせて、2020年代半ば以降の世界的な枠組みによるデブリ除去の実用化を目指しています。これら宇宙環境保全分野で日本が世界に貢献すること、また将来国際的枠組みで実施されると想定されるデブリ除去産業で、日本が優位に立てることを目指しています。

……応援しましょう! ……JAXAでこれのワークショップをやってたりする。
参加して理解を深めて行きたいよね!