小包ってやつぁ、


わかるよね、このタイトル。だが、田舎を持たない東京モンとしても、わかるのだろうか?

読んでみて、田舎のある人と同じように読めているのかは,謎だけど。親が送る小包で,串刺しにされてるオムニバス。登場人物がほとんど女性で、作品が女性的。少女漫画のように男が記号化されてる。

だが、その分女性のキャラクターがみんな瑞々しくて素敵。可愛らしい。みんなと結婚したくなる。そんな主人公たち。

「音読、蝉の」で、男尊女卑丸出しの漱石やら安吾やらを読んでる流れで、これを読むとつくづく感じるのよね。

原田ひ香著。